オナニー
小さい頃、姉が購読していた雑誌で永井豪の漫画があり、私はそれを読むと股の奥にドクンドクンとした疼きを感じていた。
あとは、セブンティーンという雑誌で津雲めぐみ描く主人公が(生理がこないわ。どうしよう)ってのがあって、生理ってなんかいやらしいものなんだとばかり思ってて生理になってもしばらく親に言えなかった。
初めてオナニーの快感を得たのはほんの偶然な出来事だった。
私は腰が悪い。そして体が柔らかい。私の寝方はこうだ。片足を抱き枕みたいにして、それを両手で抱えて丸くなって布団を頭からすっぽり被って寝る。
小学校6年のある日、また私は通常どおり寝ようとしていた。寝返りを打ったその時だった。布団に股が擦れて快感が走ったのは。
(え?え?なにこれ。気持ちいい!!)
その時はオナニーという言葉も知らなかったけれど、何かいけないことをしてて、これが親にバレたらやばいとは思っていた。
その日から私のオナニー生活は始まった。今では、指を使ったり、おもちゃを使ったりしてするけれど、当時はひたすら布団に股を擦り付けていた。(もちろんパンツは着用している)私は快感を貪って毎日を過ごしていた。今でもフィニッシュは布団への股の擦り付けだ。丁度クリトリスがいい具合に擦られてめちゃくちゃ気持ちいい。指で逝こうとするけどだめ。私はこの方法でないと快感を得られないみたいだ。
旦那と結婚してオナニーの回数が減ったかといえばそんなことはない。毎日のようにオナっている。電マ大活躍中で〜す。
セックスとオナニーは別腹なのよ。セックスにはセックスの快感があってオナニーにはオナニーの快感がある。
どっちかといえば、私はオナニーの方が好きかな?
セックスだと、ちょ、ちょ、そこ違うってのがあるけど、オナニーにはそれがない。自分の気持ちのいい場所を自由に自分で操られる。
新婚当初、旦那がオナってる場面に遭遇して大爆笑した。以来、旦那は少なくとも私の目の届く範囲ではオナニーをしてる気配がない。
セックスも「この下手くそ!!」と言ってマジで泣かせたこともある。
こうやって考えてみると、私ってひどい女ね。旦那、ごめんなさい。でもまた見たらまたからかっちゃうけどね。