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チキン情事(再掲)

一回の浮気で性に目覚めたデブスババア45歳のアラフォー最後1年間の浮気三昧変遷記。

執行猶予付き元鞘

 

朝一番で父親に電話を入れた。


「私、〇〇ちゃんと離婚する」

「ええ!?」

「〇〇ちゃんは何も悪くないの。私が浮気してて、それで本気になっちゃって、それが〇〇ちゃん許せない、別れるって…。だから私たち離婚する。大事な話だからちゃんと間に立って欲しい」

「やだよ。お前らはもう独立した大人だ。二人で出した結論なら俺は何も言うことないから好きに別れな。こっちに話持ってくるなよ」

(* ̄□ ̄*; (* ̄□ ̄*; (* ̄□ ̄*;

このハゲ親父め!!見捨てるつもりか?

「とにかく大事な話だから勝手には進められない。色々詰めなきゃいけないことがあるから。ちゃんと間に入ってください。〇〇ちゃんは再来週の土曜日が都合がいいって言ってるけど、お父さんの方はどう?大丈夫ならその日に実家に行く」

「こっちには来るなよ」

「(゚Д゚≡゚Д゚)?ええ? なんで?」

「子供たちがいるだろ。子供たちにこんな話聞かせられるか」

「そか。わかった。じゃあどこに行けばいいの?」

「どっか適当な場所見つけて連絡するからそれまで待ってろ。まったくもう」

「…わかった」

姉には縁が切られていたし、父親の態度もひどいもんだったので、私は一応弟に電話してこれこれこういう事情で今度父と話し合いをするのだが、できれば間に入ってくれないか?と頼んだ。

弟は快諾してくれた。(´▽`)ホッ

………とうとうここまで来た。あとは別れるだけ。細かいことを詰めてサヨナラするだけ……

旦那が起きてきたので、

「お父さんに電話しといたよ。なんか、もう大人なんだから自分たちで解決しろって言われた。でも、弟に話し合いに入ってもらうことにしてお父さんがなんとかこっち向くように頼んだ。日時は〇〇ちゃんのいう日でいいみたい。だけど実家には顔を出すなって。子供たちに聞かせたくないから。以上、報告でした」

「わかった」

旦那は一言だけ答えた。

「これで本当にお別れだね」

「………………」

旦那は何も答えず会社に行くために家を出ていった。

疲労が私を襲っていた。

(疲れた…これから私はどうなってしまうのだろうか?それを考えると思考がストップする。……もう終わりなんだ。旦那とは本当にサヨナラなんだ。それでも私はあの人の元に行きたいの。馬鹿よね。本当に愚かよね)

そんなことをつらつらと考えていたら、変態さんからカカオが飛んできた。

私はこんな時なのに胸を弾ませて、変態さんのカカオを読んだ。

なんか、JKで痴漢してほしそうな娘がいて色々押し付けてきてヤバいとのことだった。

私はうちもヤバい。離婚することになった。( ゚∀゚)ウァハハ八八ノヽノヽノヽノ \

と、送った。

返事は、

えーーーーーーー!!

どうしてそうなったのか聞いてきた変態さんに、私は好きな人ができたのがバレた。旦那が倒れたこと、そしてこれまでのことを全部変態さんのことも含めて旦那に告白したことを返信で送った。

すると、

俺もヤバいんじゃない?

と返信がきた。

私は

大丈夫。誰かはバレてないから。

と答えた。

私は手っ取り早く今の状況を理解してもらうために、変態さんにチキン情事の記事をカカオに貼り付けて送った。

送ったのは、「遅きに失したか.....」「別れの予感」の二記事。

 

 

変態さんからの返信が止まった。

 

私は、「既読スルー、嫌…>_<…」と送った。

 

暫くして変態さんから無事返信があり、

 

重すぎて返信できなかった......

 

ときた。

 

私はまた、

 

だよねー。ごめ〜ん。( ゚∀゚)ウァハハ八八ノヽノヽノヽノ \

 

と笑ってごまかした。

 

変態さんは、

 

大丈夫なの?

離婚確定なの?

 

と心配してくれた。

 

だめだろー。( ゚∀゚)ウァハハ八八ノヽノヽノヽノ \

 

痴漢プレイとか言ってる場合じゃなさそうじゃん。

 

そうなのだ。

でもわたしは、◯◯さんが好きなのだ。

 

(^_^;)

 

もう、セックスとか変態プレイとかどうでもいいからお喋りしたいよぉおおおおお!!たくさんしたいよぉおおおおお!!…>_<…

 

とにかく数日しないと様子がわかんない。

 

うちはもうあかんな。

旦那の怒りが爆発だぁ〜!!

 

う〜〜ん。困った(>_<)

 

どっちとる?とか言われたよ。答えらんねーよ。

最終的には最初で最後だからお願い。って頼んだけど虫がいいって蹴られた

あ、実際蹴られたわけじゃなく、話を蹴られた

 

そりゃそうなるわな

 

◯◯さんが好きな気持ちは止まんないよ。会いたい気持ちも止まんないよ。

お昼休み終わりだね。お仕事頑張ってね♡

とりま、11月会うのはやめときます。次のチャンスはあるのかなぁ?

今はデンジャラス。

 

私は、縁は切られたけれども一応礼儀だろうと思い、姉にメッセージを送った。

 

◯◯ちゃんと、正式に離婚することになりました。

一人で生きて行く自信はないので氏ぬことにします。

長いことお世話になりありがとうございました。m(__)m

 

その一時間後くらいだろうか?姉が荒々しくドアを開けて私の部屋に飛び込んできたのは。

 

私はキョトンとして「お姉ちゃん、そんなに息せききってどうしたの?」

 

「お前のメッセージ読んだからだよ!!」

 

「ああ、氏ぬって?まだ氏なないよ。一人になったら氏ぬの。まだ好きな人にも会えてないのに氏ぬわけないじゃない。あはははは」

 

ここが私のボーダーの悪いところだ。人の気持ちにすごく鈍感だ。今から思えば笑って答える場面じゃないだろう。

 

「別れるのは決定なのね」

 

姉が言った。

 

「うん。もう修復不可能だよ」

 

「他人事みたいに言うんじゃないよ!!お前の面倒なんか別れても私見ないからね!!一人で生きてきな」

 

「無理。いいもん。氏ぬから」

 

姉は私の胸ぐらを掴んで揺すぶった。

 

「なんかありゃー、氏んですまそうとしやがって!!残された子供達はどうなるんだよ!?トラウマになってお前みたいに自殺しちゃうかもしれないよ!!わかってんのか?お前。少しは周りにも目を配れよ。本能で動いてんじゃないよ!!もっと冷静になれ!!◯◯さんは、お前にどっちか選べ、よ〜く考えろってお前に、お前なんかに猶予をくれたんだよ!!そんな人もう出てこないぞ。それでもお前は好きな人を取るのか!?」

 

私はきっぱりと

 

「うん。取る」

 

と答えた。途端、姉の張り手が飛んできた。姉は私のほっぺたを5発くらい殴った。

 

私は、

 

「てめ〜。人がおとなしく聞いてりゃ図に乗ってひっぱたきやがって!!ふざけんな!!」

 

姉を突き飛ばした。

 

そのあとはもう、ここで書けないくらいのレッツ修羅場らんばが、30分ほど姉と私の間で繰り広げられた。

 

二人して落ち着きを取り戻した頃、姉が小さな子供を諭すような口調でこう言ってきた。

 

「お前、◯◯さんに感謝の気持ちはまるでないの?お前が具合平気か毎日会社からLINEしてきてくれて、お前が具合悪いと会社早退したり、休んでくれたり.......。この間だってそうじゃないか。名古屋に出張でしかも決起集会だったのに、お前が顔が歪んでるって言ったら、心配して名古屋からトンボ帰りしてきてくれたじゃないか。あと、幻覚見えた時も一晩中頭撫でてくれたんだろ?お前言ってたじゃないか。◯◯さんが、お前のために海外出張8年間拒んできたのを知って唖然として猛反省したって。あれは嘘だったの?こんなにお前のこと思ってくれる人いないよ?守ってくれる人もいないよ?どうせその恋は一過性のものですぐに冷めてお前はその時何にも持っていない。それで本当にいいのかよく考えなさい。今ならまだ間に合うから」

 

「◯◯ちゃんには本当に感謝してるよ。それは本当だよ。お姉ちゃんは恋をしたことがないからこの気持ちわからないんだよ。もうどうしようもないんだよ。わかってよ」

 

「わからないね。わかりたくもない」

 

「だから、本当に最初で最後だから会わせて。お願いよ」

 

「ふざけんな!!まだそんなこと言ってるのか!?あ〜あ〜。もう嫌だ。マジでお前とは今日をもって縁を切る。好きに生きていけばいいさ。泥沼に落ちていけばいいさ。さようなら◯◯(←私の名前)」

 

私は姉を引き止めなかった。そして2階に上がってパソコンを弄りだした。

 

すると姉が戻ってきて部屋のドアを開けると、

 

「これで永久のサヨナラだから、握手をしてお別れしよう」

 

といい、私もそれに応じた。私は右手が不自由なので、そうじゃない左手で固い握手を姉と交わした。

 

姉はそうして出て行った........。私は姉を見送ることをしなかった。

 

心の中で、

 

バイバイ、おねえちゃん。ごめんなさい)

 

とだけ呟いた。

 

はぁ〜〜〜〜〜。私は大きなため息をついた。

 

これからの私。これからの私。変態さんの元へ行って旦那と別れたあとの私。

 

想像がつかなかった。

 

旦那と暮らしていく今のままの私は想像できたけど、独りぼっちになった自分の姿がどうしても想像できなかった。

 

姉の言葉を反芻してみた。

 

姉は至極真っ当なことを言っていて、それに従えない私が悪いんだ。

 

でもね。でも......。彼にどうしても最後に会いたい。

 

そんなにわがままなことなのかな?そうだね。わがままだね。

 

終わったあとに旦那の元に戻りたいなんて都合がよすぎるわよね。

 

私は変態さんとのカカオトークを最初から最後まで読み返して大笑いしながら泣いた。

 

変態さんとの未来は望めない。そしてきっと私は旦那から離れられない。だって、こんな私のことストレスで倒れるまで受け止めてくれる人他にいないじゃない。…>_<…

 

さぁ、どっちを選ぶか?究極の選択だ。

 

どっちも好きはだめなんだ。

 

考えて考えて考えて、考え抜いて、私はやっぱり旦那を選んだ。

 

苦しいよ。哀しいよ。切ないよ。胸が痛いよ。だけど、変態さん、さようなら....。

 

でもカカオトークくらい続けてもいいよね?バチあたんないよね?

 

私は名残惜しくてカカオは変態さんを削除しなかった。←ずるい女です。はい。

 

 

私はまた既読無視覚悟で旦那にLINEを送った。

 

「まだ間に合うの?」

「好きな人と会うのはやめました。許してください」

「土曜日、きちんと抱いて欲しい」

 

私は森高千里の抱いてのYouTubeをLINEに貼り付けて旦那に送った。

 

既読になった。

 

旦那から返信が来た。こんなのも超久しぶりのことだ。

 

私の心に小さな期待の蕾が広がった。

 

「間に合うも間に合わないも、要は次どうするか次第だってさ」

「やめたら別にそれでいいって」

「土曜日ね。仕事が入らなければわかったよ」

 

私は困惑した。

 

「次、どうすればいいか、検討つかないよ......」

 

「会うのやめればいいだけだよ」

「絶対、会ってサヨナラなんて無理だしね」

 

「それは守る」

 

嘘つきの私は表面上旦那に平気でそれを誓った。

 

「だったら、それでいいんじゃない?」

 

「ありがとう。許してくれて。本当にごめんなさい」

 

私は珍しく旦那の帰りを待った。そして帰ってくると「おかえりなさい」を言って旦那に抱きついた。

 

土曜日って約束をしたけど、旦那はその日に私のことを抱いてくれた。

 

優しい暖かいセックスだった。

 

私たちはもう一度やり直せる!!今、こうしてやり直そうとしている。

 

少しずつ、少しずつでいいから、旦那の信用と信頼を取り戻していけるようにしていきたい。

 

そのために私、必死でがんばる!! 

 

もう一度旦那に愛されたい。

 

よ〜〜〜し!!愛をとり戻せ byクリスタルキング

 

追伸:その後慌てて父と弟に連絡を取り、離婚は無くなった旨の報告をし、ホッとされると同時に呆れられた私でした。

本当に、夫婦喧嘩は犬も食わない、です。